私たちの感性は年齢を重ねて変わりゆく。
カメラレンズが歳月を重ねて傷つき曇れば
世界の見え方、描き方が変わってゆくように。
そんなガラス玉を通した光は滲んでいるかもしれない。
濁っているかもしれないし、歪んでいるかもしれない。
でも醜い写りなんかじゃない。
写真機の世界では古いレンズの癖も愛される。
私たちは自身の感性というレンズを通さずして
世界を見ることはできないし
誰ひとりとしてまったく同じ感性を持つ者などいない。
だからこそ十人十色のレンズ越しに写る光は美しい。
「すべての感性は美しい。」